仕事で自分を伸ばそう

「伸びる社員」「伸ばす社長」「優秀なリーダー」について簡潔にお話しします。

「守る厳しさ」に進歩はない

 仕事をうまく進めて、その結果を会社の成長や収益向上という業績に反映していくためには、「厳しさ」が必要だ。

 この厳しさには、「守る厳しさ」と「攻める厳しさ」の2種類がある。

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 「守る厳しさ」とは、決められた規則を守ったり、また、現状のレベルを維持するための厳しさだ。

 たとえば、決められた業務手順に従う、現状の品質水準を維持する、また、決められた納期を守る、売上高を維持するなどだ。

 さらに、上司から指示された仕事をその通りにする、なども該当する。

 この守る厳しさは、会社の秩序を維持するためには当たり前のことであり、かつ、大切なことだ。

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 しかしながら、この守る厳しさが強くなりすぎると、現状を守ることが目的になってしまい、進歩を阻害することになる。

 いくら確実に守ろうとしても、守りきれないことが必ず出てくるからだ。

 そのときに、あまりにも守る厳しさが強すぎると、今度は、その責任逃れの言い訳を考え始めてしまう。

 そして、守る厳しさを追求するために考えたり、資料を作ったりする時間が、どんどんと増えていく。

 しかしながら、いくら現状を守り維持したとしても、それは進歩にはならない。

 もちろん、それも意義あることかもしれないが、得られるものは目指すべき「夢」や「あるべき姿」ではなく、現状維持だけだ。

 このように、守る厳しさに必要な時間は際限がなく、しかし、それから得られる結果は小さい。

 

 もうひとつの「攻める厳しさ」とは、進歩していくための厳しさ、言いかえれば、現状を変化させるときに必要な厳しさだ。

社長は成功した過去を忘れよう

 社長は成功して楽しかった過去に、思いを馳せないようにしよう。

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 社長は常に前向きであることが必要だ。

 けっして、過去を思い出してはいけない。

 失敗した過去も、成功した過去もだ。

 特に成功した過去を思うことは楽しいことだが、よくない。

 どちらの過去もこれからの未来を考えるのに、参考にすることはできないし、参考にしてはいけない。

 過去を思い出すとすれば、苦難を乗り越えてきた自分を思い出して、未来に自分が強くなることに活用したらよい。

 しかし、基本的に過去を覚えていたら、過去を考えることに時間を費やし、未来に前向きになることはできない。

 いったん過去を忘れたら、現状をしっかりとつかみ、未来を見つめてこれから何をするか必死に考えよう。

情報は分類しよう

 収集した情報を分類することにより、自分のものになる。

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 情報の収集は、「本を読む」「人と会話する」「さまざまなセミナーに参加する」ことで出来る。

 しかし、そのときに収集した情報を忘れないようにするためには、自分なりの工夫を加えて記録(メモ)に残すことだ。

 たとえば、「時系列に並べる」「テーマで分類する」「目的別に分類する」などがある。

 もちろん情報を役立たせるためには、多くの断片的な情報が必要なことは言うまでもない。

仕事に「変化」を求めよう②

 会社を取り巻く環境変化に追従するため、仕事に変化を求めることは非常に大切だが、人は変化を嫌い安定を求めやすい。

 それは、仕事を変化させるためには力がいるからだ。

 逆に、安定していること、つまり、変化しないということは、車が停止しているのと同じように何の力もいらない。

 だから、人が安定を求めるのは、エネルギーの損失を防ごうとする無意識の動物的な本能で、仕方がないことかもしれない。

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 もちろん、好きなことや、やむにやまれぬ場合は行動するが、できるだけじっとしていたいという本能がある。

 また、仕事を改善しようとして変化させたとき、もし、変えた結果が悪ければ自分が責められることになる。

 そのようなことまでして仕事を変化させなくても、今まで通りにやっていれば大きな失敗はないと考えて、仕事に対する変化を拒みやすい。

 

 さらに、多くの社員は、新入社員のときから、仕事を変化させることよりも、決められた仕事の手順を守ることの大切さを教えられ過ぎている。

「標準書を守る」「先輩から言われた仕事のやり方を引き継ぐ」こと、それが正しい方法であると何回も教えられてきたから、与えられた仕事を変化させることはしない。

 やりにくい仕事、間違いやすい仕事などは、本来は改善するのが普通なのだが、先輩が作った仕事のやり方を、そのまま我慢しながら維持し続ける。

 また、最初は無意味と思われるような仕事であっても、何回かやっているうちに問題を感じなくなる。

 そして、やがてそのような仕事に慣れてしまい、変化させることができなくなる。

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 ところで、会社自体は、利益を出し続けるという「安定」を求めている。

 しかし、この安定は求めなくてはいけない。

 そして、そのために仕事を変化させる必要がある。

 ちょうど、自転車が安定して走り続けるために、こまめに、ハンドル操作をしたり重心を移動させたりするのと同じだ。

 製品、お得意先、生産現場、事務所、そして、それぞれの社員の心が、常に少しずつ変化することによって、会社は世の中の環境の変化に対して、安定して利益を出し続けることができる。

 

 社員全員が、「いつもと同じように、今日はこれとこれの仕事をして…」なんて考えていたら、会社が傾くことは間違いない。

 だから、毎日、仕事を始めるときには、「今日は何を変化させてやろうか」と意識的に考えることが必要だと考えている。

 

仕事に「変化」を求めよう①

 仕事に変化を求めることは非常に大切だ。

 仕事の内容が安定していて、変化していないということは、すなわち、会社は衰退していると言える。

 なぜなら、会社を取り巻く経営環境はとどまることなくグローバルに激変しているのに、仕事が変化していないということは、経営環境の変化に追従できずに、社会から取り残されていることを意味しているからだ。

 だから、仕事が安定しているということは、会社は反対に不安定であり、会社の成長繁栄という面から考えるとよくないことになる。

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 たとえば、工場の生産現場で、昨年と同じ機械や同じ作業方法で生産を行っているとすれば、得意先のコストダウンや納期短縮、品質向上の要求に対応できずに、いずれ受注量が減少することは目に見えている。

 もちろん、競合他社との競争にも負けていく。

 また、昨年と同じ顧客にだけ製品を販売しているとしたら、売上高の増減はその顧客任せで、自社の成長は成り行きになる。

 だから、「新製品を開発する」「新規顧客を開拓する」「製造工程を改善する」などの変化を求めなくてはならない。

 もちろん、変化には、良い方向への変化と悪い方向への変化があるために、結果的には、思わしくない変化もありえる。

 しかし、変化さえしていれば、もし、悪い方向に変化すれば、それを見定めて良い方向に軌道修正をすることができる。

社長は未来に目を向けよう

 これからの10回は、「優れた経営者」についての考察を進めていく。

 まず社長は、100年先を観る意志を持って、未来に視点を置こう。

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 2~3年先から10年先、そして100年先を考えることが必要だ。

 100年先なんて、誰も知っている人が生きていないなんて言わずに、その時の社会環境や人々の生活に思いを馳せるとよい。  

 きっと現在の会社経営に結びつく、「何か」を見つけることが出来るものだ。

自己成長を始めよう

 自己成長のスタートは、基礎となる知識の吸収からだ。

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 多くの知識を吸収することが、成長のスタートに必要だ。

 吸収した知識が、その人の頭の中で相互に結合しだすと、成長の第2段階に入る。

 知識の吸収には「暗記」という作業が必要で、結合には「思考」という作業が必要だ。

 そして、結合した知識を現実に活かすことを通じて成長していくが、そのためには「行動」が必要になる。

 すなわち自己成長には、「暗記」→「思考」→「行動」をいうプロセスが必要である。