㈱アドバンス経営 中田耕治のブログ

「優秀なリーダー」「伸びる社員」「伸ばす社長」について簡潔にお話しします。

過去を捨てよう

 過去を捨てると成長し、過去にこだわると成長はストップする。

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 物事を判断するときに「過去を見て」は良くない。

 これから始まる「新しい未来を見る」ことが大切だ。

 特に新しいことを始めようとする時に、過去に経験した類似の失敗体験」を思い出さないことだ。

 

 できれば過去の失敗体験を成功体験に、イメージを切り替えるくらいの大胆な思考変更をすればベストだ。

 そうすると、どのようにすれば成功の未来を手に入れることが出来るかが見えてくる。

 過去と現在は取り巻く環境が変わっているため、行動手段も変わってくる。

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 人は過去をベースに生きているとはいえ、本来は良い過去も悪い過去も出来るだけ捨てることだ。

社員に仕事の目的を理解してもらおう

 今している仕事は手段であり、必ず目的がある。

 言い換えれば、目的を達成するために仕事をしている。

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 だから、社長は社員に「手段」を求めては駄目だ。

 社長は仕事の「目的」を話して理解させ、社員に手段を決めさせることだ。

 

 もちろん目的を求めても、それに応えられない部下もいるだろう。

 いやそれが大半かもしれない。

 しかし、だからと言って手段を強く求めれば、社員は目的を考えず、手段だけを追い求める。

 いわゆる指示待ち社員の誕生だ。

 

 その場合は、目的を求めることができる社員を育成することが社長の仕事になる。

忙しさは能力に反比例する

 大きな目標を掲げて行動を始めようとすると、時間に対する考え方がポイントになって来る。

 なぜなら、何をするにしてもまず時間が必要だからだ。

 そして行動ができない場合、1番多く言われるのは「時間がない」という理由だ。

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 たとえば、「自分には非常にやることが多い。しかし、その割には時間が少ない。だからできなかった」ということをよく聞く。

 これなどは、できない本当の理由を「時間がない」ことにもっていき、それで自己満足していると思える。

 これでは何もできない。

 だから、結局のところは、時間を上手に生み出して小さな行動を積み重ねることができる人だけが、大きな目標を達成する。

 大きな目標を達成した人だけが、1日に30時間も40時間も持っていたわけではない。

 きっと、小さな小さな「秒単位」や「分単位」の時間をうまく活用することによって小さな行動を積み重ね、その結果として大きな目標を達成することができたと思う。

 

 また、時間の使い方が下手な人は、同じ仕事量であっても非常に忙しさを感じることになり、反対に、時間の使い方が上手な人は余裕を感じることができる。

 この差も、目標達成には大きく影響する。

 なぜなら、忙しいと思いながら仕事をすると、その他の仕事が気になり、ミスをしたり内容が乏しくなりがちだ。

 しかしながら、忙しさを感じることなく心に余裕をもって仕事をすると、仕事の間違いは少なく、また、内容も深めることができる。

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 ところで、人に、「あなたは忙しいですか? それとも暇ですか?」と聞くと、ほとんどの人は「忙しい」と答える。

 そのときに、本当に忙しく感じてそう答えるよりも、それほど忙しくはないのに、忙しさに一種の「魅力」を感じて、そう答える人が多いように思う。

 忙しさに魅力を感じるとは不思議なことを言うようだが、多くの人は自分が忙しいと感じたり、また忙しいと人に思われることによって、一種の幸せを感じているのではないだろうか。

 つまり自分が人から暇に見られることを嫌がり、忙しく見られることを喜ぶ傾向があるのだ。

 だから先ほどの質問で、「自分は暇ですよ」と答える人はほとんどいない。

 しかし「自分は暇ですよ」と答えるような人がいれば、その人は非常に大きな能力と成功の可能性を持っている。

 なぜならその返事の裏に、「自分には時間を作り出して、何でもできる能力がある」というような自信が見えるからだ。

 また「暇ですよ」と答えることが有利な理由がある。

 その言葉を使うことによって、周囲から多くの情報を得ることや、また自分のやる気を盛り上げる方向に潜在意識が働くからだ。

 そして「自分は暇である」と常に考えていれば、いつどんなチャンスが巡ってきても、それをゲットする心の余裕を持つことができるはずだ。

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 もちろん仕事量が多くなれば、理くつの上では忙しくなるが、仕事量が多くなるにしたがって自分の能力を高めていくことができれば、その仕事は十分にこなすことができる。

 すなわち「忙しさ=仕事量÷能力」で、忙しいということは能力が小さいことを表し、暇であることは能力が大きいことを表している。

 やるべきことが多いほど、「自分は暇である」という暗示を自分にかけて行動を増幅させ、チャンスをものにできるように日頃から心がけておくことが大切と思う。

組織階層を短縮しよう

 組織階層を短縮し、社長が聞く耳を持てば必要な情報は集まる

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 情報の縦ロスを防止するには、組織の階層を少なくすることが有効だ。

 多くの企業は勤続年数を経た社員に役職を与えるために、多くの組織階層を作っている。

 社長、副社長、専務、常務、本部長、部長、部長代理、課長、課長代理、係長、リーダーなどだ。

 

 これだけ階層があれば、単純な情報も伝達の過程で異なった情報になってしまう。

 組織階層を思い切って少なくしてみよう。

仕事を楽しもう

 仕事が楽しくなるように工夫すると、仕事は前向きになる。

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 仕事を嫌々している人を見受けることが多い。

 嫌々仕事をしているかどうかは話してみるとすぐにわかる。

 仕事に対してのやらされ感、言い換えれば受け身で仕事に取り組んでいるのが、言葉尻から感じられる。

 

 これは本人の問題と言えばそれまでであるが、上司自身が「仕事を苦しく考えている」ことが部下に伝染したものと思われる。 

 

 「仕事は楽しくする」ものであり、だからこそ仕事を通じて人は成長し、自分の人生を有意義に出来る。

「小さい行動の積み重ね」を大切にしよう

 自己改造10年計画に従って計画した内容を実行していく上で大切なことだが、これから行おうとすることは、10年間にわたってほぼ毎日小さな行動を積み重ねていくことによって、大きな成果を得る。

 けっしてひとつの内容を実行したからといって、それだけで短期間に大きな成果が得られるわけではない。

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 それは、身体の「体力強化」について考えてみるとわかる。

 少々のことでは疲れないスタミナのある身体を作ろうとすると、日々の行動として適切な運動とバランスのとれた食事、そして、適当な睡眠が必要になる。

 運動としては「30分歩く」「軽く15分走る」「200メートル泳ぐ」、またスポーツジムでの「筋力トレーニング」などがある。

 しかしこのような運動を、はりきって1カ月続けたとしても、思うような体力は得られない。

 反対に初めのうちは運動の疲れが出て、体力がなくなったように感じられるかもしれない。

 もう、3カ月続けてみるとどうだろう。

 少し変わった感じはするかもしれないが、まだまだ期待するほどの大きな変化はない。

 さらに、3年続ければどうだろう。

 3年後には、日々の積み重ねの運動が習慣になっていることに気付き、また3年前と比べてぐんと体力がついている自分を発見することができ、さらにこれからもこの毎日の運動を続けていこうという決心ができるはずだ。

 

 同じように、会社の「体質強化」もそうだ。

 何かひとつの経営改善、たとえば「生産性向上」「原価低減」「管理システム構築」などのどれかを実行をすれば、非常に大きな成果が得られると期待されている経営者が多い。

 しかし現在利益が出ない、また体質が弱くなっているとすれば、それは長年の経営の積み重ねの結果なので、それを一気に取り戻そうとしても無理がある。

 起死回生の「リストラ」が急激な収益力向上の手法と見られているようだが、これは、経営改善を始める「きっかけ」にすぎない。

 リストラを行ったあと、それから小さな問題を数多く解決していくことを何年も積み重ねることによって、収益力のある体質の強い会社になる。

 

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 そして、優秀なリーダーになるために、自己改造10年計画を実行するときもこれと同じだ。

 毎日の小さな行動を積み重ね、これを3年積み重ねることによってはじめて自分の成長を実感することができる。

 このことをよく理解しておかないと、なかなか長続きはしない。

 しかし毎日実行することは、「短い時間の小さなこと」で良い。

 たとえば、毎日10分の時間をかけた行動でも、1年間では3650分、すなわち、60時間という大きな時間になる。

 毎日10分といえば、非常に短いなんでもない時間のように思えるが、積み重ねると大きな成果を実現することができる。

また小さな時間としては、「通勤電車の往復の30分」「昼休みの10分」「仕事途中の頭を休める20分」「自宅での40分」などがあり、このような細切れの時間を活用することが大切だ。

 

 毎日の何気ない時間をうまく活用することの大切さを知って行動すること、この小さな行動の積み重ねが大きな成果に結びつく。

 毎日最低10分、これを自分の肝に銘じて、優秀なリーダーになるための行動に取り組むことが必要だ。

感情と理性を上手にバランスさせよう

 人間には「理性」と「感情」という、2つの心の働きがある。

 理性は物事を理論的に考えたり判断する力で、感情は物事を喜怒哀楽として感覚的に感じ取る力だ。

 そして、この理性と感情は心の中に同時に存在していて、その人の置かれた環境や心の状態、また対象となる物事と内容によって、理性が優先されたり感情が優先されたりする。

 ここでは、理性と感情のどちらが良いという話ではなく、自己改造の10年計画を進める上で、どのように理性と感情を理解して、バランスさせていったら良いのかについて考える。

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 理性は物事を理論的に考える力であることから、計画段階で非常に大切な能力になる。

 いくら計画を実行しても、目標に至らないような計画であったり、また、実行不可能な計画であれば、はじめから目標に到達しない道を歩いているようなもので、絶対に目標に到達することはできない。

 よく段取り八分と言われるが、物事の成否は計画(段取りや準備)の巧拙にかかっている。

 だから「優秀なリーダーになる」という目標を達成するためには、自分にとってどのような課題があり、その課題をどのようなステップで進めていったら良いのかについて、理論的に考えて計画化することだ。

 だれが見ても、この計画通りに進めていけば目標を達成することができる優れた計画を立てるためには、強い理性、理論的な理性、深く考える理性といったような優秀な理性の力が必要だ。

 

 これに対して、感情は行動の大きなエネルギーになるため、計画を実行する段階で重要だ。

 人が行動するのは理性に基づいても行動するが、感情に基づくことが多く、また感情による行動の方が推進力は何倍も強い。

 「火事場の馬鹿力」と言うように、感情が刺激されると、理論的には無理なことでも出来てしてしまうことがあるからだ。

 これは、理性で考えていたときには発揮できなかった「潜在能力」が、感情という力を使うことによって、十分に発揮できるようにからだ。

 だから、実行段階においては感情が必要なのだ。

 反対に言えば、実行段階ではあまり理性を出さないことだ。

 理性というのは理論的であるがゆえに、理論的に通らないようなことにぶつかったときには、そこで行動をストップしてしまう。

 このようなときにも、感情はその困難を乗り越えて行動を起こさせる力を持っている。

 そしてこの感情は、自分にとって「ハラハラ・ドキドキするような目標」を心の中に描けた時に、はじめて芽生えると思っている。

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 一般的には理性的である方が感情的であるよりも、「より人間的である」、すなわち「人間として上位に位置付けられる」と思われている。

 しかし今まで書いてきたように、目標達成ということから見ると、その場面場面によって理性と感情の「役割」が違う。

 つまり「理性的に考えて、感情的に行動する」、これが目標を達成する上での大切な考え方と思っている。

 一般的には若いときには感情が強く、そして年齢を重ねるにつれて感情を押さえることが上手になる。

 対象によって「ある時は理性が優先し、ある時は感情を爆発させる」というような、理性と感情のコントロールをぜひともマスターしたいものだ。