目標の設定と達成行動は、一つ上の組織レベルで考えよう。 トレードオフの関係とは、たとえば購買部門の「コストダウン目標」と生産部門の「生産性向上目標」がある。 価格の安い原料を使えば購買部門の目標は達成されるが、生産部門では生産性が低下してし…
岸田総理になって、「新資本主義」「成長と分配」という言葉が聞かれるようになった。 この考え方で衰退中の日本が再生されるのか気になるので、少し考えてみた。 内閣官房のホームページでは、新資本主義を下記のように定義している。 「成長と分配の好循環…
「整理整頓はすべての基本である」と、いつも思う。 たとえば、会社の事務所に入って机やキャビネットを見たときに、きちんと整理整頓されていれば、その会社の事務処理はスムーズに行われていて間違いも少なく、また効率もよいと思われる。 逆に、机の上に…
組織目標は、多くの社員に受け入れられて初めて意味を持つ。 行動ロスを防止するためには、企業目標の共有化と受容(社員の受け入れ)が必要だ。 企業は収益力を高めながら成長を継続することが目標で、このことを全社員が理解・納得し、それを日々の行動に…
小さな改善を積み上げることが、大きな成果につながる。 小さな改善は素晴らしいと、いつも思う。 改善をする人は「大きく目に見える効果の改善」を望むが、そのようなものはないと割り切ることだ。 そのような改善のネタを探し始めると、小さな改善の積み重…
計画を実行する上で大切なことは、並行して多くのこと(テーマ)を手がけないで、できるだけひとつのことに絞ることだ。 10年計画の中では、多くのやるべきことが項目としてあげられているはずだ。 しかしながら、これらの項目はこれから10年かけて達成して…
組織は全体最適化ではなく、部分最適化の方向に進みやすい。 組織の相乗効果が発揮されない原因の「行動ロス」だが、これは行動が全体最適ではなく部分最適で行われることをいう。 営業や開発や生産等の部門にはそれぞれの部門目標があり、その目標達成のた…
改善を進めるための、基本的な手法を知ることは大切だ。 改善手法を知っていれば、改善を比較的簡単に実行することができる。 そして改善手法の原点は、作業や時間を「小さく見る」こと、「定量的に(数字で)見る」ことだ。 たとえば、作業の効率化をする場…
自分の能力アップに真剣に取り組むと、自然に周囲の人の行動を注意深く観察するようになる。 なぜならば、今自分が取り組んでいるテーマについて他の人はどのように考えているか、また、このことについて役に立つ情報はないだろうかと気になるからだ。 そう…
有益な情報が、部門間をうまく流通することは非常に大切だ。 情報ロスの一つに「横ロス」がある。 これは営業、開発、生産等の組織の部門間にまたがる横の情報の流れが途絶えることをいう。 たとえば営業が顧客から聞いてきた製品の将来需要について、生産に…
仕事の目的を考えると、問題点は必ず出てきて改善したくなる。 問題点を見つける気持ちを「問題意識」と言うが、普通はほとんどすべての人が生まれつき持っている。 しかしながら、それはその作業(業務)をし始めたわずかな期間だけだ。 その作業(業務)を…
自己改造10年計画を、長期間にわたって実行していく原点は、やはり「体力」だ。 体力がないと「途中で息切れして計画を中断したり」、また「行動にも力が入らずに、思ったような結果が出ない」ことにもなりかねない。 体力のある人とない人を比較した場合に…
自己改造10年計画を、長期間にわたって実行していく原点は、やはり「体力」だ。 体力がないと「途中で息切れして計画を中断したり」、また「行動にも力が入らずに、思ったような結果が出ない」ことにもなりかねない。 体力のある人とない人を比較した場合に…
自分の仕事がうまく進むことを願えば、改善は自然に出来る。 改善の目的は何だろうか? 改めて考えると、「生産性を上げる?」「収益力を高める?」「会社の利益?」なんて難しいことは考える必要はない。 簡単に、「仕事が早く終わる」「簡単に仕事ができる…
社長が社員に指示をするときには、社員の成長を基本に考えよう。 すなわち、社長が社員に仕事を頼む時には「社員のためを考えて」指示することが大切だ。 けっして「自分のためだけを考えて」指示しないことだ。 仕事を命じられた社員は、その仕事が自分のた…
この世の中に、頭の賢い人はたくさんいる。 しかし頭の賢い人だけが、大きな目標を達成できているとは限らない。 意外と普通の頭の人がコツコツと努力を重ねて、大きな目標を達成していることが多い。 これにはいくつかの原因があると思うが、まず一つの原因…
過去を捨てると成長し、過去にこだわると成長はストップする。 物事を判断するときに「過去を見て」は良くない。 これから始まる「新しい未来を見る」ことが大切だ。 特に新しいことを始めようとする時に、過去に経験した類似の失敗体験」を思い出さないこと…
過去を捨てると成長し、過去にこだわると成長はストップする。 物事を判断するときに「過去を見て」は良くない。 これから始まる「新しい未来を見る」ことが大切だ。 特に新しいことを始めようとする時に、過去に経験した類似の失敗体験」を思い出さないこと…
今している仕事は手段であり、必ず目的がある。 言い換えれば、目的を達成するために仕事をしている。 だから、社長は社員に「手段」を求めては駄目だ。 社長は仕事の「目的」を話して理解させ、社員に手段を決めさせることだ。 もちろん目的を求めても、そ…
大きな目標を掲げて行動を始めようとすると、時間に対する考え方がポイントになって来る。 なぜなら、何をするにしてもまず時間が必要だからだ。 そして行動ができない場合、1番多く言われるのは「時間がない」という理由だ。 たとえば、「自分には非常にや…
組織階層を短縮し、社長が聞く耳を持てば必要な情報は集まる 情報の縦ロスを防止するには、組織の階層を少なくすることが有効だ。 多くの企業は勤続年数を経た社員に役職を与えるために、多くの組織階層を作っている。 社長、副社長、専務、常務、本部長、部…
仕事が楽しくなるように工夫すると、仕事は前向きになる。 仕事を嫌々している人を見受けることが多い。 嫌々仕事をしているかどうかは話してみるとすぐにわかる。 仕事に対してのやらされ感、言い換えれば受け身で仕事に取り組んでいるのが、言葉尻から感じ…
自己改造10年計画に従って計画した内容を実行していく上で大切なことだが、これから行おうとすることは、10年間にわたってほぼ毎日小さな行動を積み重ねていくことによって、大きな成果を得る。 けっしてひとつの内容を実行したからといって、それだけで短期…
人間には「理性」と「感情」という、2つの心の働きがある。 理性は物事を理論的に考えたり判断する力で、感情は物事を喜怒哀楽として感覚的に感じ取る力だ。 そして、この理性と感情は心の中に同時に存在していて、その人の置かれた環境や心の状態、また対…
社員を行動へ動機付けることは、リーダーシップの基本だ。 社員に一生懸命仕事をしてもらうためには、上手に社員を動機付ける必要がある。 その動機付けのための社員へのアプローチには、ふたつの方法ある。 一つは「やる気を持たせる」アプローチであり、も…
改善は、問題意識さえ持てば誰にでも出来る。 改善は、改善手法を知らなくても、改善ステップを知らなくても出来る。 作業(業務)をしていて、「難しいな」「面倒だな」「間違いやすいな」と不便(問題意識)を感じることは誰にでもあるはずで、それが改善…
自己改造10年計画を立案し実行していくためには、次の2つの意識が必要だ。 ひとつは「問題意識」だ。 自己改造10年計画を作るために、優秀なリーダーに必要な15の項目を自分の実情と比較して、多くの不足する点(問題点)見つけ出した。 このように、優秀な…
リーダーシップの原点は、メンバーを思いやる心である。 これらかの数回は、社長が社員とともに業績を高めていくために必要なリーダーシップについて、その優劣の比較を行う。 まず社長は「社員を仕事に巻き込む ◎」という意識が必要で、だめなのは「社員を…
人は生きている限り、成長を続ける意志を持つことが大切である。 我々は生きている限り、何歳になっても成長の可能性を持っている。 そして可能性を実現しようという意志さえあれば、成長のプロセスで成長を継続することができる。 学生は社会人になってから…
優秀なリーダーを目指して自己改造10年計画を実行することは、自分に対して大きな投資をすることだ。 投資というのは、結果としての「利益」を期待して、自分が持っている「お金」や「時間」を使ったり、また、自分の頭を使って「努力」をすることだが、この…