仕事で自分を伸ばそう

「伸びる社員」「伸ばす社長」「優秀なリーダー」について簡潔にお話しします。

表面的な現象からその「本質」を見抜く

 我々は、人を見るときに2つの見方をする。

 ひとつは、表面的な「現象」だけを見る見方で、もうひとつは、その現象の奥に潜む「本質」を見抜く見方だ。

 人を見て次の行動に移る判断をする場合には、後者の表面的に見られる現象から本質を見抜き、必ずその本質をもとに判断することが大切だ。

 なぜなら、表面的に見える現象から判断すると、正反対の間違った判断をすることが多いからだ。

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 たとえば、会議中に「眠たそうにあくびをしている人」を見て、「この人は仕事に一生懸命になっていない」と判断するのは間違っていることがある。

 前者の考え方では、現象は「会議中に眠たそうにあくびをした」ということで、判断は「仕事に一生懸命になっていない」ということになる。

 その人が、会議中にあくびをしたことは事実だが、その現象から「この人は仕事に一生懸命になっていない」という判断は、正しいかどうかわからない。

 なぜなら、「眠たそうにあくびをした」という表面的に見える現象の奥に、その本質があるからだ。

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 この例では、本質というのは「真の理由」で、真の理由の候補となるいろいろな理由が考えられる。

 たとえば、「前日の夜に遊びすぎて寝るのが遅くなった」「今日の会議資料を作るのに、前日夜遅くまでかかった」「体力がなくて疲れていた」などだ。

 前日の夜の遊び過ぎで寝るのが遅くなったことが理由であれば、その人は仕事に対して一生懸命になっていないと判断して間違いない。

 

 しかし、今日の会議に間に合わせるために、昨晩遅くまでかかって資料を作ったとしたら、それも、前日会社から帰る時に資料の作成を上司に指示されたとしたら、それは、仕事を一生懸命にした結果として睡眠時間が短くなり眠たかったのだ。

 だから、この理由の場合には、「その人は仕事熱心である」という判断をすることができる。

 

 また、体力がなくて、さらに、最近疲れすぎていたことが理由であれば、これは、仕事に一生懸命になっていないかどうかといった問題ではなく、「その人が持っている体力が足りない」と判断するのが正しい。