㈱アドバンス経営 中田耕治のブログ

「優秀なリーダー」「伸びる社員」「伸ばす社長」について簡潔にお話しします。

感情と理性を上手にバランスさせよう

 人間には「理性」と「感情」という、2つの心の働きがある。

 理性は物事を理論的に考えたり判断する力で、感情は物事を喜怒哀楽として感覚的に感じ取る力だ。

 そして、この理性と感情は心の中に同時に存在していて、その人の置かれた環境や心の状態、また対象となる物事と内容によって、理性が優先されたり感情が優先されたりする。

 ここでは、理性と感情のどちらが良いという話ではなく、自己改造の10年計画を進める上で、どのように理性と感情を理解して、バランスさせていったら良いのかについて考える。

f:id:knakata:20211213205850p:plain

 理性は物事を理論的に考える力であることから、計画段階で非常に大切な能力になる。

 いくら計画を実行しても、目標に至らないような計画であったり、また、実行不可能な計画であれば、はじめから目標に到達しない道を歩いているようなもので、絶対に目標に到達することはできない。

 よく段取り八分と言われるが、物事の成否は計画(段取りや準備)の巧拙にかかっている。

 だから「優秀なリーダーになる」という目標を達成するためには、自分にとってどのような課題があり、その課題をどのようなステップで進めていったら良いのかについて、理論的に考えて計画化することだ。

 だれが見ても、この計画通りに進めていけば目標を達成することができる優れた計画を立てるためには、強い理性、理論的な理性、深く考える理性といったような優秀な理性の力が必要だ。

 

 これに対して、感情は行動の大きなエネルギーになるため、計画を実行する段階で重要だ。

 人が行動するのは理性に基づいても行動するが、感情に基づくことが多く、また感情による行動の方が推進力は何倍も強い。

 「火事場の馬鹿力」と言うように、感情が刺激されると、理論的には無理なことでも出来てしてしまうことがあるからだ。

 これは、理性で考えていたときには発揮できなかった「潜在能力」が、感情という力を使うことによって、十分に発揮できるようにからだ。

 だから、実行段階においては感情が必要なのだ。

 反対に言えば、実行段階ではあまり理性を出さないことだ。

 理性というのは理論的であるがゆえに、理論的に通らないようなことにぶつかったときには、そこで行動をストップしてしまう。

 このようなときにも、感情はその困難を乗り越えて行動を起こさせる力を持っている。

 そしてこの感情は、自分にとって「ハラハラ・ドキドキするような目標」を心の中に描けた時に、はじめて芽生えると思っている。

20211104080544.png

 一般的には理性的である方が感情的であるよりも、「より人間的である」、すなわち「人間として上位に位置付けられる」と思われている。

 しかし今まで書いてきたように、目標達成ということから見ると、その場面場面によって理性と感情の「役割」が違う。

 つまり「理性的に考えて、感情的に行動する」、これが目標を達成する上での大切な考え方と思っている。

 一般的には若いときには感情が強く、そして年齢を重ねるにつれて感情を押さえることが上手になる。

 対象によって「ある時は理性が優先し、ある時は感情を爆発させる」というような、理性と感情のコントロールをぜひともマスターしたいものだ。