㈱アドバンス経営 中田耕治のブログ

「優秀なリーダー」「伸びる社員」「伸ばす社長」について簡潔にお話しします。

「ひとつのこと」に集中しよう

 計画を実行する上で大切なことは、並行して多くのこと(テーマ)を手がけないで、できるだけひとつのことに絞ることだ。

 10年計画の中では、多くのやるべきことが項目としてあげられているはずだ。

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 しかしながら、これらの項目はこれから10年かけて達成していくのであって、一気にすべてを達成しようとするのではない。

 もちろん、10年間という長い期間の計画を、1枚の計画書の中に書き込むとなれば、当然、並行して線を引くこともあるだろう。

 しかし、実際に行動するときには、期間を限定すればひとつのことに絞って、集中的にすることが望ましいと思っている。

 

 たとえば、「3カ月間はこの項目に限定して集中する」、また、「次の4カ月間は別の項目に限定して集中する」というように、短い期間はひとつのことに絞って集中することが結果的には効果的だ。

 ときどき見受けるのは、いくつかの項目を同時にあれもこれも一度に並行してやろうとしている姿だ。

  意気込みは大したものだが、しかし、その結果を考えると少し疑問になって来る。

 なぜならば、人間の脳ミソというのは、複数のことを深く追求できるようにはできておらず、ひとつのことを考え尽くすことによって、大きな力である潜在能力が開花するように思うからだ。

 もちろん、体力強化の運動は並行して行っても問題はない。

 頭を使うときには身体を休め、身体を使うときには頭を休めることができ、逆に両方にプラスになると思う。

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 私の、小さな経験を振り返ってみてもそう言える。

 中小企業診断士の資格を取ろうと決心したときは、その他に経営コンサルタントの幅を広げ、奥を深めるためにやりたいことはたくさんあったが、中小企業診断士の勉強以外のことは考えないようにした。

 もちろん、本業の経営コンサルの方は並行した。

 4月から勉強を始めて第1次試験まで、勉強期間は4カ月しかなかった。

 その4カ月間に、欲を出してその他のことにも取り組もうとしたならば、中小企業診断士の試験には合格しないと考えたからだ。

 わずか4カ月間のことだが、その間ひとつのことに没頭して確実にその4カ月間の成果をものにすることで、中小企業診断士の第1次試験に合格することが出来た。

 

 また、1冊目の本を出版するときだが、構想を練って原稿を書き上げるのに5カ月間かかった。

もちろん、この5カ月間はその他のことは何も考えなかった。

 これは、私の頭の構造がそうなのかもしれないが、短期間で見るとひとつのことしか集中・没頭できないのだ。

 あれもこれも手を出してしまうと、どれに集中してよいかわからずに、結局はすべてが中途半端になってしまうような気がする。

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 このようにして、ある期間に一項目ずつを実行してそれを積み上げ、そして3年後にその期間にやり遂げたことを振り返って見るとしよう。

 そうすると、当たり前のことだ、過去3年間の間に実に多くのことが実行できている。

「国家資格を2つ取った。また、本を3冊出版した。さらに、経済の勉強ができた。一方では体力を強化することができた…」など、多くのことが「並行」して出来たように見える。

 実際は、4~5カ月という短期間で見るとひとつのことしかやっていないのだが、2~3年というもう少し長い期間で過去を見ると、その間には何件ものことが達成できている。

 もし、その期間に、いくつもの項目を一度に並行してやろうとしたら、きっとかなりの項目は実現していなかっただろう。

 

 あまりにも要領よく考えて、いくつものことをいっときに並行してやろうとせずに、短期間に区切ってひとつずつ集中する方が、結果的には大きな成果になると思っている。